Ishizuka Wine Office 石塚創
北海道余市郡余市町内を拠点に活動
学校卒業から一貫してワイン生産のみを生業とし現在まで至る。
東京都八王子市出身。
経歴
東京バイオテクノロジー専門学校を卒業した2007年に北海道の株式会社宝水ワイナリーに就職し2016年まで勤務。その間、少人数運営だったこともあり、ブドウ栽培、ワイン醸造のみならず、生産したワインの販売説明、WEBサイト制作、原価計算、酒税事務など幅広く従事。
醸造に関しては2009年より退職まで醸造責任者として勤務。ワインを題材にした漫画にも掲載された。
ブドウ栽培に関しても全般の作業に従事するとともに、2010年より気象観測装置を活用した気温と生育予測モデルの仮説を立て、観測を実施。最終的には気象数値をベースとした栽培作業計画の立案・実施、防除適期の予測と実施を主導。
2017年から日本ワイン産業の総合コンサルティングを提供する会社である有限会社マザーバインズにて勤務。
ワイン醸造における酵母、栄養源、清澄剤など消費材を生産するフランスの発酵資材メーカー(ワイン用酵母、栄養源、酵素、清澄剤等)の営業及び技術サポートなどを実施するとともに、長野県の委託醸造専門醸造所(マザーバインズ長野醸造所)の醸造責任者を務める。
発酵資材部門では日本全国への営業、醸造技術の問い合わせに対応、発酵資材メーカーの醸造技術者のアテンド(消費材の効果的な使用方法のレクチャー)、最新の開発・技術情報を入手、日本国内の食品衛生法、酒税法に合致しているかの確認などを担当。
加えて同商材の機能紹介や酒税法との合致に関して全国各地にて講演も実施。
委託醸造専門の醸造所では立ち上げ以降退職まで醸造責任者として活動。
長野県内だけではなく県外からも受け入れを行うことで幅広い産地の原料からワイン・シードルの委託醸造を実施。ワインの方向性に関しては委託者と協議の上で方向性を決定。
また、その施設に導入する機械設備の選定にも参画し、実際の委託醸造における運営設計(委託醸造システム)も担う。
この醸造施設では新規立ち上げを目指す方々へワイン醸造技術を教える場としての機能を持たせることが目的であったため、座学・現場研修も実施、技術者育成にも力を注ぐ。
座学では年間のカリキュラムを作成し講義を実施。
また、この醸造所で経験した方々が立ち上げるワイナリーでの醸造コンサルティングも複数経験。
2022年より同社の執行役員に就任し発酵資材部門及び長野醸造所部門の部門長として統括を行う。
2025年に同社を退職し北海道余市町へ移住。
現在は前職の業務を引き続き請負いながら自身のワイン生産のための土地探している。
今までの経験を活かしたワイン造りに励みつつ、ワイン醸造で悩んでいる方々の受け皿として技術向上に寄与しつつ業界へ貢献していきたいと考える。
ワイン造りの思想
醸造の方向性は保守的と思われているが、実際には所属先の思想・方向性と自身の技術の方向性を合わせている。
自然派嫌いと思われている節もあるが、手段として活用しているものに関しては容認しており、野生酵母を使用したワインとそれ以外が混在するワイナリーがあっても良いとも考えている。
ただし、オフフレーバーが果実風味を超過したワインは好まないため、このあたりが保守的と思われている原因かもしれない。
醸造のコンサルティングとしては、「魚を与えるのではなく、釣り方を教える」をモットーに活動。
そのため、オープンソースや書籍から自身で学ぶことができるように指導。コンサルティングが不要になる日が一日でも早く訪れることが顧客にとって最も望ましいという想いをもっている。